仏壇の値段
仏壇の値段
新しく仏壇を買うとき、いちばん頭を悩ますことは、その値段についてです。種類もさることながら、その値段は千差万別です。 値段の三つの大きな要素とは「原産国」「材種」「製造工程」の3つです。
仏壇の値段を決める要素1「原産国」
高い製品基準を設け、職人技術が作り上げる国産品は海外生産品より上位にランクされます。
国産品の主な産地 | 旭川・会津・東京・静岡・彦根・京都・徳島 |
海外品の主な産地 | インドネシア・カンボジア・中国 |
仏壇の値段を決める要素2「材種」
木材の希少価値や人気度によってランクがきまります。
最上ランク | 黒檀、紫檀、欅、桑、屋久杉、桜、ウォールナット、など |
上ランク | オーク、タモ、楡、栓、など |
- 黒檀調・紫檀調・欅調・ウォールナット調は表面プリントで安価なものが多い。
- 彦根や京都の金仏壇は、漆や蒔絵の技法を駆使し、最高の材料として「金」を使うことから最高級の位置づけになります。
仏壇の値段を決める要素3「製造工程」
主に四つの工程(木地・彫刻・塗り・組立)を経て完成します。
木地 | 乾燥、木取り、木地組立など、6~11工程 |
彫刻 | 下絵書き、荒彫り、中彫など、4~5工程 |
塗り | 木地調整、目止め、上塗りなど、8~12工程 |
組立 | 部材を揃え、天井、裏板を取り付け完成させる。 |
工程が多いほど、手間がかかり値段が上がります。